ユナイテッドがエバートンに勝利、アーセナルの連勝は11で途絶える
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【10月29日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは28日、第10節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がホームでエバートン(Everton)に2-1で競り勝ち、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督にかかる重圧を取り除いた。
ユナイテッドは23日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でユベントス(Juventus)に敗れて今季5敗目を喫しており、モウリーニョ監督の地位は再び危ういものになっていた。
ポール・ポグバ(Paul Pogba)は、PKがイングランド代表正GKジョーダン・ピックフォード(Jordan Pickford)に弾かれるも、自分の方に転がってきたこぼれ球を押し込み、モウリーニョ監督は必要としていた運を味方につけ、先制に成功した。
しかし、PKを蹴る前にポグバが見せた不自然な助走に対してやじが飛んだように、ユナイテッドのファンは同選手のパフォーマンスにいまだ満足していなかった。
それでも49分、アントニー・マルシアル(Anthony Martial)が決めたカーブのかかった鮮やかな追加点でポグバは起点となり、ファンの機嫌を取り繕った。
しかし、ユナイテッドはポグバの不用意なパスからボールを失うと、クリス・スモーリング(Chris Smalling)がペナルティーエリア内でリシャルリソン(Richarlison)を倒し、エバートンにPKの判定。これをギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)に決められ、ポグバはエバートンの得点に力を貸してしまった。
一方のチェルシー(Chelsea)はより快適な午後を過ごし、バーンリーFC(Burnley FC)に4-0で快勝して暫定2位に浮上した。
チェルシーは背中の負傷により得点王のエデン・アザール(Eden Hazard)を欠いたが、首位に立ったリバプール(Liverpool FC)に勝ち点2差と迫っている。
アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)、ロス・バークリー(Ross Barkley)、ウィリアン(Willian Borges da Silva)、ルベン・ロフタス・チーク(Ruben Loftus-Cheek)がそれぞれゴールを決め、アザールがいない中で誰が得点を挙げるのかという懸念を払拭(ふっしょく)している。
また、敵地でクリスタルパレス(Crystal Palace)と対戦したアーセナル(Arsenal)は、ルカ・ミリボイェビッチ(Luka Milivojevic)にPKから2点を奪われ、試合を2-2で終えた。
アーセナルの公式戦での連勝記録は、タイトル獲得に向けた予期せぬ挑戦に期待を抱かせていた。
しかし、シュコドラン・ムスタフィ(Shkodran Mustafi)とグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)によるタックルがクリスタルパレスと勝ち点を分け合うチャンスをミリボイェビッチに与えてしまい、アーセナルは守備面で不安定さを露呈した。
先制されたアーセナルは、ジャカの素晴らしいFKで追いつくと、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)の手に当たったボールをピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が押し込んで物議を醸す9点目をマークし逆転に成功したが、ミリボイェビッチに同点のPKを許した。(c)AFP/Kieran CANNING