【10月11日 AFP】男子テニスのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は10日、2019年から新形式になる国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)のスケジュールについて「どうかしている」と述べ、オフが必要であるという理由から同年11月に行われるファイナルラウンドを欠場する予定だと認めた。

 最も有望な若手の一人としてみられている21歳のズベレフは、他の上位選手も自身と同じ対応を取るはずだと述べている。世界ランク5位のズベレフは、上海マスターズ(2018 Shanghai Rolex Masters)でニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)を下した試合後、「11月にこれ以上テニスをプレーしたくないから」と明かし、以下のように続けた。

「全てのトッププレーヤーが同じことを言うと思う。私たちには1か月半のオフシーズンがあるが、その期間は11月の終わりから12月にかけてだ」「11月の終わりに10日間にわたる大会を組み込むなんて、どうかしている」「一年の最後には全ての選手が疲弊している」

 男子テニスの団体戦であるデビスカップのファイナルラウンドは、2019年と2020年のシーズン終了後、1週間にわたりスペイン・マドリードで行われる。

 近年では多くのトップ選手がスケジュールを緩和するためにデビスカップの出場を辞退しており、ズベレフは多くのスターを引きつけるであろうと思われていた今回の新フォーマットが採用されても、こうした傾向は続くだろうと予想している。

「シーズンを長期化させず、どう短縮していくかについてはトップ選手同士で議論しているし、男子プロテニス協会(ATP)とも話し合いを重ねている」「(来年11月にプレーすることは)ありえないし、そうするのは私だけでないと保証できる」 (c)AFP