【9月27日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)の主催者は26日、新しいフォーマットで開催される来年大会のワイルドカード(主催者推薦)を発表し、アルゼンチンと英国が選出された。

 サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するジェラール・ピケ(Gerard Pique)氏が率いる投資グループ「コスモス(Kosmos)」が提案し、8月に国際テニス連盟(ITF)に承認された新フォーマットでは、出場18か国がシーズン終盤に一堂に会し、1週間をかけて争う。

 大会には2018年大会で準決勝に進出したフランス、クロアチア、スペイン、米国の4か国に加え、来年2月に行われる予選を勝ち抜いた12か国、さらに今回ワイルドカードとして選ばれたアルゼンチンと英国が出場する。

 ワイルドカードは、ITFのデビッド・ハガティ(David Haggerty)会長をはじめ、ルネ・シュタムバッハ(Rene Stammbach)副会長やピケ氏らによって選ばれた。ITFはプレスリリースで「両国共にデビスカップで長い歴史を持ち、近年の大会でも成功を収めてきた」とコメント。アルゼンチンは2016年、英国は2015年にそれぞれ優勝している。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)の翌週に行われる来年2月の予選は、日程が3日から2日に短縮されるほか、すべての試合が5セットに代わり3セットで争われるなど、いくつかの点で従来のデビスカップとは異なるフォーマットとなっている。

 来年2月に行われる予選の組み合わせは以下の通り。

ブラジル対ベルギー
ウズベキスタン対セルビア
オーストラリア対ボスニア・ヘルツェゴビナ
インド対イタリア
ドイツ対ハンガリー
スイス対ロシア
中国対日本
チェコ対オランダ
コロンビア対スウェーデン
オーストリア対チリ
カザフスタン対未定(欧州・アフリカゾーンのプレーオフ勝利国)
未定(欧州・アフリカゾーンのプレーオフ勝利国)対カナダ

(c)AFP