【10月8日 AFP】オランダの警察当局は7日、同国中部ユトレヒト(Utrecht)郊外でおりに入れられ遺棄されていたライオンの子どもが見つかったと発表した。警察はライオンを遺棄した人物を捜しているという。

 地元警察は7日、フェイスブック(Facebook)に「草地でおりに入れられた小さなライオンを見つけたという、とんでもない通報を受けた」と投稿。

 このライオンは生後推定4か月で、地元メディアによるとユトレヒト北郊ティーンホーフェン(Tienhoven)近くをジョギングしていた人により発見された。

 オランダ放送協会(NOS)によると、ライオンは獣医師の診察を受け、同国北部の施設に送られた。

 施設の責任者によると、ライオンは元気で栄養状態も悪くなく、人からえさとして肉を与えられていたようだという。

 オランダではライオンのような動物をペットとして飼うのは違法で、動物虐待や遺棄に対しては高額な罰金や禁錮刑が科されることもあり、地元警察や監視当局はライオンを遺棄した人物につながる情報提供を呼び掛けている。(c)AFP