【9月15日 AFP】(更新)米州機構(OAS)のルイス・アルマグロ(Luis Almagro)事務総長は14日、経済・人道危機に陥っている南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)政権の「転覆」を目的とした軍事介入を選択肢から排除すべきではないとの見解を示した。

 アルマグロ事務総長はベネズエラとの国境に近いコロンビアのククタ(Cucuta)市で記者団に対し、「ニコラス・マドゥロ政権の転覆を目的とした軍事介入について、私はいかなる選択肢も排除するべきではないと考えている」と述べた。

 石油資源が豊富なベネズエラを脱出した人々が隣国コロンビアに相次いで流入している事態を受けて、アルマグロ事務総長は3日間の日程でコロンビアを訪問。14日が最終日だった。

 ベネズエラは深刻な経済危機に陥っており、国連(UN)によると、2014年以降に国外に逃れた人は230万人に上る。コロンビアはこれまでに、こうしたベネズエラ人100万人以上を受け入れている。(c)AFP