不法移民の子の拘束期限、撤廃方針 親子引き離し長期化も 米
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【9月7日 AFP】米政府が、メキシコ国境で不法移民の親から引き離されて保護施設に収容された子どもたちの拘束期限を撤廃する方針を掲げている。問題となっている移民親子の引き離しが長期化する可能性がある。
米国土安全保障省は6日付の連邦行政命令集(Federal Register、官報)で、20日を越えて子どもと親を離して拘束してはならないとした1997年の連邦裁判所での「フローレス合意(Flores Settlement)」を今後、順守しない方針を示した。
これにより米政府は、メキシコ国境から不法入国し、親と引き離されて収容された子どもたち400人以上を、期限を定めず拘束することが可能になる。また正式な入国許可証を持たない移民の家族が別々に拘束されている状態も長期化する恐れがある。
現在、米当局に拘束されている子どもの多くの親は、すでに自国へ送還されている。国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)米国支部のアシュリー・ホートン(Ashley Houghton)氏は「提案されている施行令は、すでに著しい迫害やトラウマ、極度の苦痛に耐えているであろう子どもたちをさらに痛めつけるだけだ。弱い立場にある家族たちを守るために、フローレス合意は維持されるべきだ」と述べた。(c)AFP