【14億分の1:中国事件簿】「殺魚弟」の真実の人生(下) 少年の成長と心のゆらぎ
このニュースをシェア
【8月26日 東方新報】魚をさばくことが上手な「殺魚弟(訳:小さな魚屋さん)」として中国のインターネットで有名だった孟凡森(Meng Fansen)さん(18)は7月31日午後6時ごろ、家族と激しいけんかの直後、劇毒の除草剤「百草枯」を飲み込んだ。
一時は重度の中毒に苦しんでいたが、病院で手当てを受けた結果、容体は快方に向かっているという。
■学校に行くのをやめ、魚さばく生活に
インターネットで動画が爆発的に広まった後、幾つかの教育機関は凡森さんにバッグや文房具をプレゼントした。きちんと学校に行けるように、資金援助をしたいと申し出てきた人もいた。
ただ、同じ学校に通っていた妹は、「兄ちゃんは国語の授業を聞いてもわからないみたいで、先生の言うことについて行けなかった。6年生の時には授業中は寝ていたし、しょっちゅう廊下で立たされていたの」という。
母親は「あの頃、出稼ぎの子どもは一人当たり1200元(約1万9300円)の学費負担があったので、血と涙のお金だからむだにしないでおくれと何度も言ったのに聞き入れてくれず、成績は最低のままだったんです」
少年はとうとう、学校に行くのをやめた。地元の人が「どうして学校に行かないのか?」と尋ねると、逆に少年から、「学校に行って何ができるの?」と聞き返されたという。
いつの間にか、「殺魚弟」が学校に行くか行かないか、の話題はインターネット上から消えてしまった。
ニュース提供社について