【7月29日 AFP】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は28日、シンガポールで行われ、メスト・エジル(Mesut Ozil)が先制点を決めたアーセナル(Arsenal)は5-1でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に大勝した。ドイツサッカー連盟(DFB)上層部との確執の影響を感じさせないプレーを見せたエジルについて、アーセナルのウナイ・エメリ(Unai Emery)新監督は、チームの主将の1人に指名するつもりだと話している。

 エジルは人種差別を主張してドイツ代表を引退して以来、初めてとなる試合にキャプテンマークを巻いて出場すると、きっちり先制点を記録した。

 チームはその後、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が連続ゴールを挙げると、終了間際にロブ・ホールディング(Rob Holding)とエディ・エンケティア(Eddie Nketiah)にも得点が生まれ、エメリ監督の古巣で、若手中心のメンバーで臨んだPSGに大勝した。

 エメリ監督は、「われわれはメストを頼りにしていて、責任を与えようと考えている。そして、彼にはキャプテンのような責任を引き受ける力があるはずだ」と話し、新シーズンは5人か6人の主将を指名して、エジルをその1人としたいと続けた。

「彼も、他の選手も質が高く、良いポジションを取れていた。きょうのプレーにはとても満足している。あしたにはロンドンへたつが、今週はとても良い準備ができた」 (c)AFP/Talek HARRIS