【7月25日 AFP】スペインの海上保安当局は24日、地中海から同国沿岸を目指していた500人近い移民を1日で救助したと発表した。

 当局はツイッター(Twitter)で、スペインとモロッコを隔てるジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)とアルボラン海(Alboran Sea)で、にわか造りの船30隻から計484人を救助したと発表した。

 国際移住機関(IOM)の統計によると、今年初めから7月18日までに、1万8653人前後の移民がスペイン沿岸部に到着している。

 移民の出身国は、特にギニアやマリ、モーリタニアなどのサハラ以南のアフリカ諸国が中心であり、モロッコからの移民もいるという。

 IOMによれば、地中海で亡くなった移民1489人のうち、少なくとも294人が今年中にスペインへの渡航を試みて命を落としている。(c)AFP