【7月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)はこのオフシーズンに7人を補強したが、マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)新監督はチームを増強すべく今後も選手を探すつもりだ。

 新指揮官は24日、ウェストハムでの監督就任後初となる記者会見で自らの意思を明らかにした。

 チリ出身で64歳のペジェグリーニ氏は、すでにブラジル人のプレーメーカーであるフェリペ・アンデルソン(Felipe Anderson)と元アーセナル(Arsenal)MFのジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere)を補強しており、この2人は合計で1億ポンド(約146億円)という移籍金で新シーズンの開幕前にウェストハムに加わった。

 ペジェグリーニ監督は「われわれは強力なチームを構築しようとしている。われわれはプレミアリーグが簡単なものではないということを理解しており、ただのチームは必要ない。必要なのは上を目指す集団だ」と話す。

 マヌエル・ランシーニ(Manuel Lanzini)やアンディ・キャロル(Andy Carroll)、ウィンストン・リード(Winston Reid)が離脱していることもあり、ペジェグリーニ監督は「われわれには7人の新加入選手がいるが、3人の重要な戦力が負傷してしまった。だから選手を連れてこられる最後の日まで、できる限り強力な集団を構築したい」と付け加え、クラブの共同オーナーであるデビッド・サリバン(David Sullivan)氏とデビッド・ゴールド(David Gold)氏にさらなる支出を続けるよう淡いメッセージを送った。

 またペジェグリーニ監督は、「私がウェストハムからのオファーを受けた理由はたくさんある。イングランドのサッカー界においてウェストハムがどんな存在か、私は知っている」と話している。

「彼らが改善を求めていたのを知っていたから、私にとっても今回の監督就任は一つのチャレンジとなる。サリバン氏、そして副会長のカレン・ブレイディ(Karren Brady)氏と初めて会話したとき、彼らはこのチームには非常に良いプロジェクトがあるということを私に確信させ、私を監督として迎えたいと話していた」

「就任を決めたのはそのときだ」

「ウェストハムのファンが魅力的で攻撃的なサッカーを好むことも知っている。それが、オーナーたちがこのチームの監督として私を連れてきた理由の一つなのかもしれない」 (c)AFP