【7月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)を率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は24日、昨シーズン成し遂げたことを今季も繰り返すのは不可能だとファンに警告し、同リーグにおける新たな記録を更新する可能性を除外した。

 昨季のシティがイングランドで見せた優位性は数々の記録によって明確に示され、グアルディオラ政権では初となるリーグタイトルを大差で勝ち取った。

 シティはプレミアリーグで初めて勝ち点100を挙げたチームとなり、同様に2位との勝ち点差(19)、総得点(106)、勝利数(32)、連勝数(18)、得失点差(+79)も同リーグの新記録となった。

 昨季シティは合計で11もの記録を樹立したが、グアルディオラ監督は来月に幕を開ける戦いはより困難なものになると想定している。

「われわれがプレミアリーグで更新できる記録はもうないだろう。不可能だ…。そんなことはほぼできない」

「これからの2週間で私は選手の顔を見なければならない。今のチームは15人が抜けているからね。選手たちが戻ってきたら、チェルシー(Chelsea)戦に向けた準備に4、5日を充てることになるが、そこで選手の顔を見ることができるだろう」

「今の目標は次の試合に勝つことであり、勝利のためにどのような準備をするのか考えること。それを目指している。昨シーズンに樹立した記録は、われわれが日々積み重ねてきたことの結果である。そのことが重要だ。もし、11月、12月、1月と比較し、順位を比べていけば、昨季のわれわれに自分たちは屈することになるだろう」

 グアルディオラ監督は今年5月、シティとの契約を延長し就任期間は2021年までになった。これは、2008年に監督としてのキャリアを始めてから最も長い在任期間となる。

 しかしグアルディオラ監督は、確実なことはまだ何もないということを理解している。

「シティとの契約を延長したとき、最初に感じたのは心地の良さだった。そして次に思ったのは、われわれが行っていることをクラブが信頼してくれているということだ」

「このクラブの人たちは結果がすべてであることを知っている。私の契約はあと3年残っているが、将来どうなるかは結果によって決まる」

「サッカー指揮官というのは常に危険と隣り合わせだ」 (c)AFP