【7月13日 CNS】中国国家市場監督管理総局は10日、前身の旧国家食品薬品監督管理総局が、クッキーや飲料、農産品など食品5種類の計540点について抜き打ち検査を行った結果、13点が不合格だったと公式ウェブサイトで発表した。不合格だった13商品のうち、クッキー、酒類、果物製品、飲料が1点ずつ、農水産物類は9点あった。

 不合格とされた農水産物は、海南省(Hainan)のスーパーで販売されていたホウレンソウや、同省の別の小売店で販売されていたアサリ、四川省(Sichuan)のスーパーで販売されていたカモなど9点で、規定に違反する合成抗菌剤や化学合成抗生物質、農薬などが検出された。

 このほか、北京の永輝超市(Yonghui Superstores)で販売されていたフィリピン産のクッキーや、内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)フフホト(Hohhot)の酒店で販売されていた鄂爾多斯(オルドス)酒など。

 福建省(Fujian)福州市(Fuzhou)のウォルマート(WalMart)で販売されていた陳皮からは規定値の7倍の鉛が検出されたほか、京東(JD.com)のECサイトで販売されていたシーバックソーンの果汁飲料からは、規定値を超えるバクテリアが検出された。

 検査結果を受けて国家食品薬品監督管理総局は、各地方政府の関連部署を通じ、食品関連企業や輸入業者、ECサイトで取り扱われていた不合格品の輸送ルートなどの調査、商品の販売停止、原因の分析や改善を求めている。(c)CNS/JCM/AFPBB News