【7月8日 CNS】上海の人気レストランに長蛇の列ができるのは、もはや日常茶飯事だ。

 行列に並んで待つことを諦めた客が、近くのレストランへ行き、携帯電話をいじりながら待っていると、従業員が行列で待つのを諦めた人気レストランの料理を運んできた。「シェアレストラン」と呼ばれる飲食業の新しい業務形態だ。

 上海の打浦橋(Dapuqiao)にある、日月光ビル4階に、中国のオンラインでレストランの予約、注文ができるサービスを提供している「美味不用等」が運営提供する「シェアレストラン」がプレオープンした。

 美味不用等では、順番待ちに関するデータを蓄積した。その結果、長い順番待ちを必要とする場合、約20%の客が途中で帰ってしまうことを発見。もし人気レストランの食事ができるスペースを開拓できれば、途中で帰ってしまう客を引き留めることができるのではと考え、「シェアレストラン」のアイデアにつながった。

 美味不用等の飲食管理部門の責任者の李軒(Li Xuan)氏は、「シェアレストランをオープンした目的は、人気レストランの順番待ちの苦痛を解決することだ」と話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News