タイ洞窟閉じ込め、今後の鍵は「希望と訓練」 専門家
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■空間と衛生
これについてはワトソン氏も、「ダイバーがたどり着いたとき、少年たちの心(に浮かんだの)は、ダイバーが来れたのだから、僕らが出られないはずはない」ということだったと想像できると語る。
「今、大切なのは子どもたちへの状況説明だ。どんな状況なのかを正確に伝えなければならない。なぜなら、これは忍耐が試される困難な事態であることを理解する必要があるからだ。おそらく、大変な忍耐となるだろう」
身体面では、栄養と水分の補給、失われた体力の回復が優先事項だ。
極端な環境が人体に与える影響について研究する、英ポーツマス大学(University of Portsmouth)のマイク・ティプトン(Mike Tipton)氏は、彼らが洞窟内で9日間耐えたということは、生き延びるための重要な3要素である、酸素、適温、水があるということを意味していると話す。そして「次に考えるべきは、衛生状態だ。病気の発生を防ぐ規律はあるのだろうか。これが次の脅威となる」と続けた。
食べ物が確保できるようになると、今度は、排せつ物をしっかりと洗い流し、飲み水を汚染しないよう衛生状態を保つことが必要となる。ティプトン氏は、洞窟にたまった水自体が下水や動物の死骸で汚染されている恐れがあることについても触れた。
また、別の懸念事項として「空間の広さ」を挙げた。長期に閉じ込められて座っていると、筋肉の委縮や消耗をもたらし、一時的に筋骨の障害を生じることが考えられるのだ。
専門家らは、体力が落ちるとそれだけ脱出のために水中に潜るのが難しくなることを指摘する。ワトソン氏も「それは非常に大きな決断になる」としながら、水が引くのを待つのが本当に可能ならば、「その方がはるかに安全だ」と述べた。