【6月9日 AFP】サッカー国際親善試合が8日、各地で行われ、ドイツはティモ・ヴェルナー(Timo Werner)が輝きを放ち、サウジアラビアを2-1で退け、W杯ロシア大会(2018 World Cup)開幕前の最後の試合で6試合ぶりの勝利を飾った。

 前半に挙げたヴェルナーの得点と、オマル・ハウサウィ(Omar Hawsawi)のオウンゴールで2点を奪ったドイツは、14日の開幕戦で開催国ロシアと対戦するサウジアラビアに見せ場をほとんど作らせなかった。

 しかし、サウジアラビアは後半40分にモハマド・アル・サハラウィ(Mohammed al-Sahlawi)のPKがドイツのGKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)に弾かれたボールをタイシル・アル・ジャシム(Taisir al-Jassim)が詰めて1点を返すと、ロスタイムにもチャンスを作ったが、ドイツのディフェンス陣がこれをしのいで同点ゴールは許さなかった。

 序盤にポストをたたくシュートを放ったドイツのマルコ・ロイス(Marco Reus)は「大したことないチームなどない。チームはいくつかのエリアでいい仕事をさせてもらえなかった」と話し、「何度もカウンターを受けた。穴はあまりに大きかったけれど、僕たちは本番に強いチームだ。まだあと1週間ある。不安になるべきではない」と語った。

 6月17日にメキシコとの初戦を迎えるグループFのドイツは、その後ソチ(Sochi)でスウェーデンと、カザニ(Kazan)で韓国と対戦する。

 一方、フアン・アントニオ・ピッツィ(Juan Antonio Pizzi)監督が率いるサウジアラビアは、グループAでロシア、ウルグアイ、エジプトと戦う。(c)AFP