【6月3日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は2日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第28シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)がそろって勝利し、4回戦で激突することが決まった。 

 ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で通算3度の優勝経験を誇るセレーナはこの日、第11シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)に6-3、6-4で快勝。451位という現在の世界ランキングが全く意味をなさない戦いぶりで4回戦進出を決めた。

 昨年9月に第1子を出産したことで、四大大会(グランドスラム)の出場は妊娠2か月でプレーした同年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)以来となっているセレーナは、この日も全身黒のキャットスーツに身を包んで試合に臨み、20本のウイナーをたたき込んだ一方でアンフォーストエラーを12本に抑え、ゲルゲスを退けた。 

 一方、2012、2014年大会で栄冠に輝いているシャラポワも6-2、6-1で第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に圧勝し、こちらも素晴らしいプレーで16強入りを果たした。

 4回戦で敗れた2015年大会以来となるコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)での試合に臨んだグランドスラム通算5勝のシャラポワには、低調なプリスコバを相手に18本のウイナーを放ち、試合時間1時間足らずで失った時間を取り戻した。

 2004年の初対戦以降、セレーナとシャラポワは計21度にわたり顔を合わせているが、通算成績では19勝2敗とセレーナが圧倒しており、現在は18連勝中となっている。対するシャラポワは、ツイッター(Twitter)やユーチューブ(YouTube)が誕生する前の2004年を最後に勝利から遠ざかっている。

 直近の対戦は2016年の全豪オープンとなっており、シャラポワにとってはドーピング違反による15か月間の出場停止処分前の最後の試合となっていた。(c)AFP/Dave JAMES