品目別状況は以下の通り。

■食品

 輸入食品に関心を持つ消費者は76.8%。牛乳、サプリメント、海鮮品、果物などの需要が高かった。輸入食品を買うにあたって消費者が最も重視するのは「安全」で、92.5%だった。次いで価格が70.4%、原材料が67.5%と続いた。

■アパレル

 輸入アパレル商品に関心を持つ消費者は51%。スニーカー、カジュアルファッション、革靴などの需要が高かった。消費者が重視するのは「デザイン」と「価格」が最多でそれぞれ68.3%。「心地よさ」が57.4%で続いた。

■育児用品

 輸入育児用品に関心を持つ消費者は27%。粉ミルク、離乳食、紙おむつなどの需要が高かった。購入にあたって重視する要素は「安全」が最多で91%、原材料が63.9%で続いた。

■家具・インテリア

 輸入家具・インテリアに関心を持つ消費者は31.7%。鍋、収納ボックスなどの需要が高かった。消費者が重視するのは「品質」が最も多く70.2%、「安全」が56.7%と続いた。また、輸入家具・インテリア購入経験がない消費者も22.6%いた。

■化粧品

 輸入化粧品に関心を持つ消費者は48.4%。スキンケア商品の需要が突出して多かった。重視する要素は「品質」が最多で70.2%。「安全」が69.2%で続いた。 

■教育・スポーツ・レジャー

 輸入商品に関心を持つ消費者は23.8%と、比較的低い。アウトドア設備、フィットネス器具などの需要が高かった。消費者が重視するのは「品質」が最多で74.1%。次が「安全」(56.3%)だった。デザインや価格も比較的重視されていた。

■電気・電子製品

 輸入電気・電子商品に関心を持つ消費者は36.4%。撮影機材、浄水器、空気清浄機、電動歯ブラシ、掃除ロボットの需要が高かった。消費者が重視するのは「機能」が最も多く66.4%。「安全」が53.8%、価格が48.5%で続いた。

■時計・眼鏡

 輸入時計・眼鏡に関心を持つ消費者は13.9%。腕時計、サングラスの需要が高い。消費者が重視するのは「デザイン」が最も多く75.8%、価格、材質、ブランドへの関心も高かった。

■ジュエリー・アクセサリー

 輸入ジュエリー・アクセサリーに関心を持つ消費者は13.9%。ダイヤモンド、真珠、金の装飾品の需要が高かった。消費者が重視するのは「デザイン」が最も多く83%。価格、材質、ブランドへの関心も高かった。 

■乗用車

 輸入乗用車に関心持つ消費者は25.4%。SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)、新エネ自動車需要が高かった。消費者が重視するのは「安全」(69.3%)と「性能」(69%)が最も多く、品質への関心も高かった。(c)CNS/JCM/AFPBB News