訪朝のWFP事務局長、北朝鮮は「歴史の新たな一ページを開いている」
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【5月13日 AFP】4日間にわたって北朝鮮を視察した国連(UN)世界食糧計画(WFP)のデービッド・ビーズリー(David Beasley)事務局長(61)は12日、北朝鮮は「歴史の新たな一ページを開いている」ようだと語った。
ビーズリー氏は北朝鮮政府の監視を受けつつ、首都平壌で2日、地方で2日を過ごした。
北朝鮮は失政や核兵器開発計画をめぐる国際的な制裁によって経済に壊滅的な打撃を受けたが、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長によるアピール攻勢によって世界との関係が急速に変わりつつある。
元米サウスカロライナ州知事のビーズリー氏はBBCラジオに対し、北朝鮮指導部は「楽観的な見方」を持っていると語った。
地方で視察した北朝鮮の農業について、ビーズリー氏は機械化されておらず、牛がすきを引いていると述べ、北朝鮮の国土の大半は山地が占め、耕作に適した土地は国土の5分の1程度にすぎないため、使える土地は全て使おうと文字通り道路の縁や土手際にまで作物を植えていると話した。
また1990年代のような飢饉(ききん)は見られなかったとしつつも、食料不足問題が存在するのは間違いないと指摘した。
3月に公表された国連主導の調査報告書によると、北朝鮮では慢性的な食料不足で栄養失調がまん延しており、人口の約41%に相当する1050万人が栄養不足とされる。(c)AFP
