【5月10日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは9日、第35節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は1-1でハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)と引き分けに終わった。チェルシーのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は試合後、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権獲得へ大きな打撃を受けた自軍を責めるしかなかった。

 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)にハダーズフィールドを迎えたチェルシーは、後半にローラン・ドゥポワトル(Laurent Depoitre)に先制点を許すと、マルコス・アロンソ(Marcos Alonso)のラッキーな得点で追いついたが、その後はいくつものチャンスをふいにし、決勝点を挙げることはできなかった。

 この結果、ハダーズフィールドがプレミア残留を決めた一方、リーグ5位のチェルシーは13日に控えるニューカッスル(Newcastle)との最終節を前に、自力でトップ4フィニッシュを決める可能性が消滅している。

 今季は苦しいシーズンを送っているチェルシーのコンテ監督は試合後、「われわれに多くのチャンスがあったのは明らかだが、ああいった好機を確実にものにしないといけない。こういったことはこれが初めてではない。ストライカーに限ったことではなく、チーム全体の話だ」と語った。

「すべてのチームが、手にしている勝ち点にふさわしいと考えている。われわれはポイントを落としすぎてしまった。この5位という現状を受け入れないとならない」

 同日に行われた試合では、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が1-0でニューカッスルを下したため、チェルシーは同じくロンドンを拠点とする3位のライバルとの勝ち点差4を縮められないことが確定した。

 さらに、勝ち点2差の4位につけるリバプール(Liverpool FC)は得失点差でチェルシーを大きく上回っており、仮にアンフィールド(Anfield)で行われる13日のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦で黒星を回避すれば、ブルーズ(Blues、チェルシーの愛称)をヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)に送ることができる。(c)AFP