【4月12日 AFP】2012年ロンドン五輪の陸上男子ハンマー投げで金メダルを獲得したハンガリーのクリスチャン・ポルシュ(Krisztian Pars)が、ドーピング検査で失格になったとして、来年7月まで資格停止となった。同国メディアが11日、報じた。

 現在36歳のポルシュは、1月に行われた検査で運動能力向上薬とは異なる種類の禁止薬物に陽性反応を示した。ハンガリー陸上競技協会(MASZ)の声明によると、薬物は同選手の尿から検出されたという。

 2012、2014年の欧州選手権(European Championships in Athletics)でも金メダルに輝いているポルシュは、10日に処分を受けた後、「起きてしまったことに対し、非常に恥ずかしく思う」「一生自分を許すことはできないだろう」と語った。

 一方、MASZのマルトン・ギュライ(Marton Gyulai)会長は「ハンガリーの陸上界にとって悲しい一日になってしまったが、彼は自身の過ちから学んだと確信している」とコメント。今回の処分期間により、ポルシュは2020年東京五輪には出場可能となっている。(c)AFP