【3月28日 AFP】足の骨折で長く離脱していたサッカードイツ代表の守護神で主将のマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)が、所属する同国ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の練習グラウンドで約半年ぶりに軽く体を動かし、W杯ロシア大会(2018 World Cup)に臨む代表としてはうれしい知らせが飛び込んできた形となった。

 ノイアーは、自身32歳の誕生日となる27日に、バイエルンの練習グラウンドのまわりを何周かジョギングする10分間のトレーニングセッションを2回行い、自身のフェイスブック(Facebook)に練習風景の写真を投稿して「最高!久しぶりのグラウンド練習だ」とメッセージを添えた。

 W杯まで3か月を切る中で、これはドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督にとっては朗報となった。代表は同日、ベルリンでブラジル代表との親善試合に臨んで0-1で敗れた。

 ノイアーは2017年9月、前にも折ったことのある箇所の骨を再び折って手術を受け、以降は練習グラウンドには姿を見せていなかった。

 当然ながら、バイエルンもチームの主将が久しぶりに戻ってきたことを喜び、クラブの公式ツイッター(Twitter)に「ゴー、マヌ。きょうは君の誕生日。復帰への道をまた一歩前進だ」と書き込んだ。

 ノイアーは、前週23日に行ったMRI検査で経過が良好だとわかり、ランニングを開始する許可が出た。クラブは今のところ、実戦への復帰予定は明確にしていない。

 W杯前回王者のドイツ代表は、6月17日にモスクワで行われるメキシコ戦で、チーム初戦を迎える。(c)AFP