【3月16日 AFP】昨年末に痛めた右足の故障が再発し、来週行われる世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2018)を欠場することが決まったフィギュアスケート女子のエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva、ロシア)が15日、大会を見送るのは「つらい」と母国テレビ局で語った。

 イタリア・ミラノで行われる今大会では3連覇がかかっていたメドベデワだが、アリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova、ロシア)との再戦はお預けとなった。練習パートナーであり親友の2人は、先月の平昌冬季五輪でザギトワがわずか1.31点差でメドベデワを抑える激闘を繰り広げていた。

 平昌ではザギトワに僅差で及ばず銀メダルとなった18歳はこの日、「大会を欠場するのは常に悔しい」とすると、「今年に入って大会を見送るのはこれが初めてではない。でも、ソファに座ってテレビから大会を見るのは、今回の方がつらいと思う」と語った。

「健康上の理由で今回の決断を下さなくてはいけなくなった。医師から回復にはあと数か月必要だと言われた」

 昨年12月に行われたグランプリ(GP)ファイナルでも欠場の原因になったメドベデワの足のけがについて、ロシアフィギュアスケート連盟(FSFR)は今週、「彼女は五輪でも痛みと闘わなくてはならなかった。韓国から帰国後、足の痛みが増した」と声明で発表。最大2か月の離脱になるとされている。(c)AFP