【3月15日 AFP】韓国の検察当局から収賄容疑で取り調べを受けていた李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)元大統領(76)が、在任中に同国の情報機関から1億600万ウォン(約1100万円)を受け取っていたことを認めた。複数の韓国メディアが15日、報じた。

 李氏は14日午前から長時間にわたる取り調べを受けた後、15日に自宅へ戻った。

 聯合ニュース(Yonhap News)は15日、検察当局者の話として、李氏は収賄容疑のほとんどを否認したものの、国家情報院(NIS)から側近を通し、帳簿に記載しない形で資金を受け取ったことは認めたと報じた。

 李氏をめぐってはここ数週間、検察が複数の巨額収賄事件について捜査を進める中、2008~13年の大統領在任時に親族や側近らが関わった疑惑が強まっていた。(c)AFP