【3月11日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は10日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との首脳会談実現に向け中国と日本の指導者から激励を受けたと述べた。

 5月末までに金正恩氏と会うという提案を受け入れたトランプ大統領の決断は驚きをもって受け入れられた。9日にアジア各国の指導者らと電話会談したトランプ大統領は10日朝、ツイッター(Twitter)に中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は「米国が(北朝鮮の核の)問題を不吉な別の選択肢によるのではなく外交的に解決しようとしていることを高く評価している。中国は助けてくれている!」と書き込んだ。

 ホワイトハウス(White House)によると、トランプ大統領と習主席は北朝鮮が「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化に向けた具体的な歩み」を始めるまで圧力をかけ続けることで合意したという。

 10日の別のツイートでトランプ大統領は、安倍晋三(Shinzo Abe)首相は米朝首脳会談に「とても熱狂的」だったと述べた。

 北朝鮮のパク・ソンイル(Pak Song-il)国連大使は、今回の方針変更は朝鮮半島の平和と安全保障に貢献しようという金正恩氏の「度量が大きい、決然とした」決断によるものだと述べた。(c)AFP/Jim Mannion