■EUで聞いた英国人の声

●仏パリのビンテージロック・バー「マイ・ウッディ(My Woodie)」のオーナー、デビッド・ルーニーさん(37)
「ブレグジットはいつ起きても不思議はなかった。英国はEUの一部ではないし、EUとはずっと関係が悪かった。必要ならいつでも英国に戻るまでだ」

●昨年独ミュンヘンに越してきたビジネスインテリジェンス・コンサルタントのアンドルー・ケトレーさん(41)
「一番大きな影響は、英国から永久に離れるきっかけになったことだ。自国を引き裂き、永遠に貧しくなろうというような国に僕らは住みたくない」

●スペイン・マドリードのコールセンターで働くマット・デービスさん(32)
「僕と同じ年ごろの人たちは腰を落ち着け始めて、もっと長いスパンで人生の計画を立てているけど、僕にとっては2019年3月以降の計画を立てるのは、何であっても非常に難しい。何が起こるか分からないからね」

●2005年以来、ポーランド人の妻とワルシャワに住み、法律事務所で言語校正者を務めるバーナビー・ハワードさん(44)
「昨年、ポーランドで市民権申請をすることを決めた。ブレグジットは今後、自分が何をしていくのかを最終的に決める助けになったという意味で、良いことだったのかもしれない。ブレグジットによって、自分の国が思っていたようなものではなかったと感じた」

●ベルギー・ブリュッセルの欧州環境事務局(EEB)で報道官として働くエミリー・マッキントッシュさん(30)
「ブレグジットは私個人の人生に影響を与えた。というのも、ベルギー国籍を申請しているところだから。引き続きEU市民でいたいし、ブレグジットの前と同じ権利を確実に持ち続けたい」(c)AFP/AFP bureaux in Europe