【1月30日 CNS】中国・海南省(Hainan)三亜市(Sanya)の海棠湾(Haitang Bay)でアリババ(Alibaba)創業者のジャック・マー(Jack Ma)会長の呼びかけで21日、中国の俳優ジェット・リー(Jet Li)や不動産大手、万通集団の馮侖(Feng Lun)会長など中国の著名人80人が集結し、中国の貧困農村部での学校の合併計画について話し合った。

 マー会長は、「私の財団が国内の貧困地区を回って気がついたことは、たくさんの小学校が空っぽのまま放置されているということだ。生徒も先生もいない。生徒約10人に対し、先生はたった二人の先生が教えている学校もあった」と話す。

「経験上、100人以下の学校は運営がうまくいかない」とマー会長。生徒が少なければ優秀な教師が集まらないため、生徒も質の高い授業を受けることができない。学校の条件は悪くなる一方なのだという。そこでマー会長は、学生が100人に満たない農村部の学校は、原則として合併を計画することを提唱した。また、合併した学校に対しては、寄宿舎とスクールバスを完備することも合わせて提案している。