フィリピン警察、「人違い」で被害者を射殺
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フィリピンの首都マニラ郊外で、別の発砲事件の負傷者らを乗せていた車両に警察が誤って発砲し女性らが死亡した現場を調べる警察(2017年12月29日撮影)。(c)AFP PHOTO / NOEL CELIS
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【12月30日 AFP】フィリピン当局は29日、首都マニラ郊外で発生した発砲事件の現場に駆け付けた警察が、病院に搬送途中の女性1人を含む2人を誤って射殺していたことを明らかにした。ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)政権下でまたも警察による死者が出たことになる。
事件が起きたのは28日夜。住民同士の口論の際に発砲があり、通報を受けた警察は現場に駆け付けた。マニラ首都圏警察のオスカル・アルバヤルデ(Oscar Albayalde)氏によると、警察は銃撃犯が乗っていると思われたワゴン車に向けて発砲したが、ワゴン車は実際には事件で負傷した女性を病院に運ぼうとしていたところだったという。
アルバヤルデ氏によると、警察の発砲で女性と、女性に付き添っていたうちの1人の合わせて2人が死亡。また他にも2人が負傷した。
同氏は声明で「2人が死亡し、さらに他に2人が負傷した今回の不運な出来事については弁解の余地もない」と述べた。
アルバヤルデ氏は、現場にいた警備員らが先にワゴン車に向けて発砲したと話した上で、通常ではそうした人物に支給されることのない銃器をなぜ警備員らが所持していたのか、警察が捜査を行うと述べた。
現場からは36発分の薬きょうが回収され、警察や警備員の銃を調べてワゴン車に向けて発砲した人物の特定を進めるという。(c)AFP