【12月17日 AFP】17クラブW杯(2017 FIFA Club World Cup)は16日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで決勝が行われ、欧州王者レアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)は後半にクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が直接FKを決め、南米王者グレミオ(Gremio、ブラジル)を1-0で退け、大会連覇を成し遂げた。

 後半8分にFKを直接グレミオのゴールネットに突き刺し、大一番での強さをまたしても発揮したロナウドは「レアルが年間で5つのタイトルを獲得したことはこれまでなかったので勝ちたかった」と話し、「チームはとても良いプレーをしていたし、勝利に値したと思う」とコメントした。

 今季序盤こそスロースタートだったロナウドだが、公式戦20試合で15得点を記録しており、「数字がすべてを物語っている。僕はピッチで答えを出す。チームは素晴らしかった。キャリアに新たなタイトルを加えることができたね」 と語った。

 ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が指揮を執るレアルは、2017年にスペイン1部リーグ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2017)、スペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2017)を制しており、今回で年間5個目のタイトル獲得となっている。

 この結果、クラブ世界一の座は欧州のクラブが5年連続で獲得。最近4年で3度目の栄冠に輝いたレアルは、宿敵バルセロナ(FC Barcelona)の大会最多優勝記録に並んだ。

 同日に行われた3位決定戦では、北中米カリブ海王者CFパチューカ(CF Pachuca、メキシコ)が開催国代表アルジャジーラSC(Al Jazira Sports Club、UAE)に4-1で勝利している。(c)AFP/Pablo SAN ROMAN