【11月18日 AFP】内戦下にあるシリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地区、東グータ(Eastern Ghouta)で17日、政府軍の砲撃や空爆があり、子ども6人を含む民間人少なくとも19人が死亡した。在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が発表した。

 東グータを含むダマスカス東郊の反体制派地域では、政府軍と反体制派との戦闘が激化しており、同日には反体制派の砲撃によりさらに民間人3人が死亡した。同監視団によると14日以降の民間人死者は52人に上り、その大半は東グータの犠牲者だった。

 同監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表がAFPに語ったところによると、東グータ地区内の町ドゥマ(Douma)では政府軍の砲撃や空爆により、子ども5人と救急隊員3人を含む13人が死亡。同地区内の他の地域でも政府軍の空爆があり、さらに6人が死亡した。

 東グータ地区は、2013年から続く政府軍の包囲により、深刻な人道的状況に陥っている。(c)AFP