【10月10日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は9日、各地で行われ、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)でイングランドを破る快進撃をみせたグループIのアイスランドは2-0でコソボを下し、同国史上初の本大会出場を決めた。

 グループ1位通過確定には勝利が絶対条件となっていたアイスランドは、イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)でプレーするギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)とヨハン・グズムンドソン(Johann Gudmundsson)がネットを揺らし、W杯への切符を勝ち取った。

 アイスランドを率いるヘイミル・ハルグリムソン(Heimir Hallgrimsson)監督は試合後、「欧州選手権の後は、自分たちのモチベーションを再び高めるのが最も難しくなると思った」とすると、「成功とはそれで完結するものではなく、最終目的地へ続く長旅だ」と話した。

 アイスランドが国際メジャー大会で初出場を決めたのはわずか2年前。出場チーム数が24か国に拡大された欧州選手権の新方式の下ではオランダが予選敗退を喫する中、人口わずか33万人の小国は決勝トーナメント1回戦でイングランドを倒す番狂わせを起こし、開催国フランスとの準々決勝まで進出していた。

 この日行われたその他のグループIの試合では、先週アンテ・チャチッチ(Ante Cacic)氏を指揮官の座から解任したクロアチアが2-0でウクライナに勝利し、来月行われるプレーオフ進出を決めている。(c)AFP