【10月4日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2017)は3日、女子シングルス2回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算5勝のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は6-4、4-6、6-1でエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)を下し、世界2位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)との3回戦へ駒を進めた。

 禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)使用による15か月の出場停止処分から4月に復帰を果たした元世界1位のシャラポワは「少しアップダウンがあった」としながらも、同胞のマカロワをフルセットで振り切った。

 現在の世界ランキングは104位まで落ちているため、今大会にはワイルドカード(主催者推薦)で出場している30歳のシャラポワは試合後、ハレプとの一戦について「私たちは互いのテニスをよく知っている。もう隠すことはない」とすると、「これまでの試合も非常にタフで難しかったというだけでなく、競った感動的なものだった」と語った。

「実績のある選手との対戦は、自分の今のレベルを知る良い機会だ」

 両者は8月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)1回戦でも顔を合わせており、その時はシャラポワがハレプを破り、グランドスラム復帰戦でベスト16まで勝ち残った。

 一方、シャラポワとの対戦成績で0勝7敗と大きく負け越す第2シードのハレプは同日、対戦相手のマグダレナ・リバリコワ(Magdalena Rybarikova、スロバキア)が体調不良のため第2セット途中で棄権を申し出たことを受け、3回戦進出を決めている。

 この日行われたその他の試合では、前年覇者で第11シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)が張帥(Shuai Zhang、中国)を7-5、7-5、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)はアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)を6-4、6-4でそれぞれ下し、3回戦へ駒を進めた。(c)AFP