【10月4日 CNS】中国の大型連休に合わせ、年に1度開催される大規模なアニメ・ゲームの祭典――中国国際漫画節 アニメ・ゲーム展(CICF EXPO 2017)が広州市(Guangzhou)で1日から5日間にわたって開催されている。

 今回は過去の規模を上回り、4万平方メートルの会場に、国内外からアニメ、ゲーム、映像、ライセンスなどの一流企業が300社以上参加している。海外企業の展示スペースは会場全体の45%を超えた。会場では100種類以上の限定商品、新商品などが発表されている。

 テンセント(Tencent、騰訊)傘下のオンラインコミックサイト「騰訊動漫」やソニー(Sony)、バンダイ(BANDAI)などといった有名企業も数多く参加し、アニメ、アニメグッズ、フィギュア、ロボット、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)など1万2000種類以上が展示された。また、国内外の業界著名人、漫画家や声優、インターネット上の有名人など600人もゲストとして参加している。

 フィギュアで有名な「ホットトイズ(Hot Toys)」は、豪華なコレクションを展示。「スパイダーマン(Spiderman)」などのマーベル(Marvel)のコミック作品や、スターウォーズ(Star Wars)、DCコミックス(DC Comics)のフィギュアなどが来場者の目を引いた。

 日本の有名フィギュアメーカー、グッドスマイルカンパニー(Good Smile Company)はCICF EXPO初参加。「木之本桜 Stars Bless You」をはじめとする新発売または発売前・予約開始前の新作フィギュアサンプルを10種類以上展示した。

 前年も注目を集めていたソニーの展示ブースでは、VR体験コーナーが設けられ、ソニーが中国の大人気3Dアニメ『西遊記之大聖帰来(Monkey King:Hero Is Back)』と合同で制作したVR作品を展示した。

 開催期間中はダンス大会やコスプレ大会、撮影会、漫画家のサイン会などの企画が用意されている。今年のサイン会には、過去最多の漫画家46人が招待されたほか、大空直美(Naomi Ozora)さん、安済知佳(Chika Anzai)さん、井口祐一(Yuichi Iguchi)さんら日本の大人気声優も招待されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News