目にごみが入りながらもナダルがイズナー撃破、中国OPベスト4
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【10月7日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2017)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)はテニスボールの繊維が目に入りながらも、第6シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)を6-4、7-6(7-0)で退け、準決勝に駒を進めた。
四大大会(グランドスラム)通算16勝を誇る世界ランク1位のナダルは、ビッグサーバーのイズナーに対して第2セットのタイブレークで一気にギアを上げたものの、目のなかに入ったごみのようなものに悩まされる場面があった。
今季通算6度目のタイトル獲得を目指している31歳のナダルは、「何かが目に入ったんだ。それだけさ。毛のような、おそらくテニスボールの繊維か何かだったと思う。それがずっと邪魔だったんだ。大したことはない。まだ少し違和感はあるけどね」と話すと、水で洗い流そうとしたことも笑いながらつけ加えた。
ナダルが7日の準決勝で対戦する相手は、第3シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に決定。ディミトロフは7-6(7-5)、4-6、6-2で第5シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を退け、ベスト4入りを果たしている。
親しい友人でもある両者は、ナダルが通算3度目の優勝を果たした今年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)の前に、同選手の地元スペイン・マヨルカ(Mallorca)島で一緒に練習していた。
ディミトロフとは釣りにも行ったことも明かしたナダルは、7日の試合で顔を合わせることについて、「僕たちは互いに競技者だ。コートに出たら全力を尽くして勝利を目指す。もちろん、彼はツアーでも本当に良き友人だよ。素晴らしい男だ」と語った。
もう一つの準決勝は、短気な気性ながらテニスの才能に恵まれている第8シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)と、ドイツの新星で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)という台頭著しい若手同士の注目カードとなっている。(c)AFP/Peter STEBBINGS