【9月27日 AFP】サッカーオーストラリア代表が26日、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア・プレーオフのシリア戦に臨むメンバーを発表し、主将のマイル・ジェディナク(Mile Jedinak)の招集が引き続き見送られた一方、アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は何人かの新しい顔ぶれを選出した。

 先日行われた最終予選2試合も欠場したジェディナクは、鼠径部(そけいぶ)の負傷が回復しきっておらず、所属するイングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のアストン・ビラ(Aston Villa)でもチームが3連勝を飾る中で出番がなかった。

 オーストラリアは10月5日にアウェー扱いのマレーシアで、5日後の10日にシドニー(Sydney)でシリアとのプレーオフ2連戦に臨むが、主将不在はチームにとって大きな痛手となる。

 それでも監督は、プレーオフに勝利して北中米カリブ海予選4位のチームとの大陸間プレーオフに進めると自信を口にした。

「今回の選手たちには、予選の次の段階に進む力があると自信を持っている。何度も言ってきた通り、第2戦で母国の観客の大声援の後押しを得られるのは大きいし、選手もきっと地元ファンの応援に感謝するだろう」

 今回のメンバーでは、アジズ・ベヒッチ(Aziz Behich)、クレイグ・グッドウィン(Craig Goodwin)、ニキタ・ルカビチャ(Nikita Rukavytsya)、マシュー・ジョルマン(Matthew Jurman)、ジョシュ・リズドン(Josh Risdon)が選出された一方、ジェイミー・マクラーレン(Jamie Maclaren)、アレックス・ガーズバック(Alex Gersbach)、ライアン・マッゴーワン(Ryan McGowan)らは外れた。

 オーストラリアは現在、W杯には3大会連続で出場中で、マーク・ビドゥカ(Mark Viduka)、ハリー・キューウェル(Harry Kewell)、ティム・ケーヒル(Tim Cahill)ら黄金世代を擁した2006年のドイツ大会(2006 World Cup)は本大会の決勝トーナメントに勝ち進んだ。このうちケーヒルはいまだに健在で、W杯4大会出場という一握りの選手にしか許されない快挙の達成も狙っている。