【9月1日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選は31日、各地で行われ、ブラジルはフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)のゴールなどでエクアドルに2-0で勝利し、予選首位通過を決めた。

 移籍市場が終了を迎えたため、リバプール(Liverpool FC)からFCバルセロナ(FC Barcelona)への移籍の望みが絶たれたコウチーニョだったが、後半にまばゆいパファーマンスを披露して勝利に貢献した。

 バルサ移籍をめぐる企てもあり、公式には背中の負傷のために今季はリバプールでプレーのないコウチーニョだったが、レナト・アウグスト(Renato Soares de Oliveira Augusto)に代わりハーフタイム明けから出場を果たすと、けがの影響を感じさせることはなく、前半ノーゴールに終わったチームを活気づけた。

 ブラジルは後半14分に新たにバルサに加入したパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')のゴールで先制すると、その7分後にコウチーニョが追加点を挙げた。

 これで9連勝を飾ったブラジルは、今予選3試合を残して2位との勝ち点差を11に開き、首位の座を確定させた。

 総当たりの南米予選では上位4か国に自動的に本大会の出場権が与えられ、5位の国はプレーオフに回ることになる。4位以内の争いは予断を許さない状況で、2位コロンビアと5位アルゼンチンの勝ち点差はわずか2となっている。

 今節、7位につけるパラグアイは文句のつけようの無いパフォーマンスで敵地ながら3-0とチリに快勝を収め、その争いに食い込もうとしている。

 一方、アルゼンチンは敵地モンテビデオ(Montevideo)でウルグアイと0-0で引き分け、またもどかしい一夜を過ごした。

 この引き分けでアルゼンチンは勝ち点を23に伸ばしてチリと並んだものの、順位はプレーオフに回る5位のままとなっている。2位コロンビアがすでに敗退の決まったベネズエラと0-0で引き分ける中、3位のウルグアイは勝ち点を24とし、コロンビアに勝ち点1差に迫っている。(c)AFP