【6月2日 AFP】アルゼンチンサッカー協会(AFA)は1日、同国代表の新監督にホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)氏が就任すると発表した。

 今季はスペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)を率いていたサンパオリ氏は、先月同クラブとAFAがその処遇について合意に至ったことを受け、代表指揮官への就任が近付いていた。セビージャ側は、あと1年の契約が残っていたサンパオリ監督の契約について、AFA側に違約金150万ユーロ(約1億8500万円)の支払いを求めていた。

 サンパオリ監督は、今季のセビージャを強豪クラブのレアル・マドリード(Real Madrid)、FCバルセロナ(FC Barcelona)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に次ぐリーグ4位に導いていた。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)ら才能あふれる選手を招集できるにもかかわらず、現在のアルゼンチンは2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の南米予選が残り4試合となる中で5位に沈んでいる。

 同予選は上位4か国に出場権が与えられ、5位の国はオセアニア予選の勝者との大陸間プレーオフに回ることになっている。

 サンパオリ監督はすでに国際舞台で見事な手腕を発揮しており、2015年のコパ・アメリカ(2015 Copa America)ではチリ代表を率い、決勝ではアルゼンチンを破って大会初制覇に導いている。(c)AFP