■「崇拝の対象として二度と台の上に置いてはならない」

 最近では、ルイジアナ(Louisiana)州ニューオーリンズ(New Orleans)で行われた、南軍総司令官ロバート・E・リー(Robert Edward Lee)、連合国大統領のジェファーソン・デービス(Jefferson Davis)、もう一人の南軍将軍P.G.T.ボーリガード(P.G.T. Beauregard)の像の撤去が世間の注目を集めた。撤去作業は、厳重な警備の中で行われた。

 像の撤去にあたり、ニューオーリンズのミッチ・ランドリュー(Mitch Landrieu)市長は5月、こうしたモニュメントは「温和な歴史の素朴な記念像などではない」と述べ、「南部連合国は歴史と人道にとって、誤った側にあった」「わが国を引き裂き、同国仲間を奴隷として支配下に置こうとした」と続けた。

 そして、これらの像が「われわれが忘れてはならない歴史であり、崇拝の対象として二度と台の上に置いてはならないものだ」とも語っている。(c)AFP/Chris Lefkow