ロジャー・フェデラー、ウィンブルドン史上最多8度目Vへの軌跡
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【7月17日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)は16日、男子シングルス決勝が行われ、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)がマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を下し、自身8度目の優勝を飾った。そこでAFPは、フェデラーが栄冠に輝いた過去8度の決勝をまとめた。
■2003年:マーク・フィリプーシス(Mark Philippoussis、7-6、6-2、7-6)
これまで四大大会(グランドスラム)では準々決勝突破の経験がなかったフェデラーだが、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)で自身初のグランドスラム優勝を果たした。
同年に交通事故で亡くなったかつての恩師ピーター・カーター(Peter Carter)さんに四大大会初タイトルをささげた21歳のフェデラーは「グランドスラムで良い結果を収めるというプレッシャーが凄かったので、非常にほっとしている。とくに自分からのね」と語った。
「ピーターは私のキャリアにおいて最も重要な人物の一人だった。彼がもしここにいたら、派手なパーティーを開いていただろうね。彼がどこからか見届けてくれていたことを願うよ」
■2004年:アンディ・ロディック(Andy Roddick、4-6、7-5、7-6、6-4)
ロディックの勢いを奪った2度の雨天中断も生かし、フェデラーは見事にウィンブルドン連覇を達成。敗れたロディックは「きょうはロジャーがとにかく良すぎた。全力で戦ったが、跳ね返されてしまった」と話した。
■2005年:アンディ・ロディック(6-2、7-6、6-4)
フェデラーはウィンブルドンで3連覇を成し遂げた選手として、ピート・サンプラス(Pete Sampras)氏とビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏に肩を並べた。
「アンディにとっては残念だが、自分は本当にベストを尽くした。3度目の優勝は非常に特別だ」
■2006年:ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、6-0、7-6、6-7、6-3)
グランドスラム通算8勝目となる勝利で、フェデラーはグラスコートにおける連勝記録を48に更新。さらに、ライバルであるナダル戦での連敗を5でストップした。
「4回も勝ったなんて信じられない。また帰ってきて、5度目の優勝に挑戦したい」
■2007年:ラファエル・ナダル(7-6、4-6、7-6、2-6、6-2)
3時間45分に及ぶ激闘をものにし、グラスコートでの連勝を54に伸ばしたフェデラーは、ウィンブルドンで5連覇を達成。ボルグ氏の偉業に肩を並べた。
「どれも特別だが、ラファのようなチャンピオンとの対戦には大きな意味がある」