【7月9日 AFP】イタリアの小型車「フィアット500(Fiat 500)」の生産開始60周年を記念して8日、欧州各地から1200台以上がイタリアに集まった。

 フィアット500は生産が始まった1957年7月4日からの18年間で420万台以上が出荷された。生産中止期間を経て2007年にモデルチェンジ。新モデルは従来の曲線を保ちながら、モダンな感じが取り入れられた。

 フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)によれば、モデルチェンジ以降、約200万台が生産されたという。

 34回目となる今回のイベントではイタリア北西部のガルレンダ(Garlenda)にオリジナルモデル数百台が集まり、デモンストレーションやトーク、参加車のパレードなどが行われた。

 安価なシティーカーとして登場したフィアット500は戦後の欧州で爆発的人気となった。先週には1968 年のオリジナルモデルが米ニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに加わり、デザインアイコンとしての地位を確立した。ガルレンダにはこの車の専門博物館もある。(c)AFP