【5月21日 AFP】16-17イタリア・セリエAは20日、第37節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)は5-3でキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)に競り勝ち、この日のユベントス(Juventus)のリーグ優勝確定を阻止した。

 ローマがキエーボとのアウェーゲームに敗れ、さらに3位ナポリ(SSC Napoli)がフィオレンティーナ(Fiorentina)と引き分け以下に終われば、ユベントスは21日のクロトーネ(FC Crotone)戦を待たずにリーグ6連覇が確定する状況だった。

 しかし、ローマはモハメド・サラー(Mohamed Salah)とステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)がそれぞれ2得点を記録すると、終盤にエディン・ジェコ(Edin Dzeko)のゴールで勝利を確実にし、ユベントスの優勝を翌日以降に持ち越させた。

 リーグ27勝目を挙げて首位ユベントスとの勝ち点差を暫定ながら1に縮めたローマだが、ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対して「タイトルはユベントスが取るだろう。彼らが優勝にふさわしいし、戦いぶりに見合った勝ち点を積み重ねている。すべてはマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督の手腕であり、脱帽だ」と話し、優勝をあきらめたようなコメントを残している。

 17日にラツィオ(SS Lazio)との決勝を制し、史上初のイタリア杯(Italian Cup 2016-17)3連覇を成し遂げたユベントスは、残留圏内と勝ち点1差の18位クロトーネに勝利すれば、こちらも史上初となる3季連続のリーグ戦、国内カップ戦の2冠を達成する。6月3日にはレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝が待っており、チームは3冠獲得が狙える状況にある。

 対するローマは、このままでは今季も無冠に終わる可能性が高い。来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)本戦出場権が得られる2位の座を守ってはいるが、ナポリが4-1でフィオレンティーナに勝利したため、両チームの勝ち点1差は変わっていない。それでもこのままの順位でシーズンを終えることができれば、プレーオフに敗れてチャンピオンズリーグ出場を逃した今季の二の舞は避けられるため、2位の死守はチームの大きな目標になる。

 本拠地にフィオレンティーナを迎えたナポリは、カリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)のゴールで開始早々に先制すると、前半35分にはロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が追加点。後半にもドリース・メルテンス(Dries Mertens)が2点を加えてリーグ戦の得点数を27ゴール、チームのゴール数を90にまで伸ばし、快勝を収めた。

 敗れたフィオレンティーナは7位から順位を上げることができず、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)出場に向けて手痛い敗戦となった。(c)AFP