【4月12日 AFP】W杯優勝を経験したドイツ代表の一員でありながら、素行不良によりドイツ・ブンデスリーガ2部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)を解雇されたケヴィン・グロスクロイツ(Kevin Grosskreutz)が、サッカー界への復帰を目指して現在1部で最下位に沈むダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)に加入することが決まった。

 右サイドを主戦場とするグロスクロイツは3月、ユース所属の選手を酒の席へ連れ出した末に暴行事件を起こし、シュツットガルトを解雇された。

 その後グロスクロイツは涙ながらに、サッカーから離れたいと引退を示唆する発言をしていたが、こちらも元ドイツ代表のトルステン・フリンクス(Torsten Frings)監督率いるダルムシュタットが救いの手を差し伸べた。

 グロスクロイツは、「ダルムシュタットでプレーするのが本当に楽しみだ。フリンクス監督は僕のことをずっと気にかけ、クラブ幹部とともに、ダルムシュタット行きが正しい道だと説得してくれた」と話した。

「これまで所属してきたクラブと同じように、自分のすべてをかけて彼らとともに成功をつかみたい」

 グロスクロイツのキャリアは、2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)を境に、一気に下り坂をたどった。W杯では優勝メダルを手にしたものの、本大会の出場時間はゼロだった。

 クラブレベルでは、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)で2011年と2012年のリーグ連覇に貢献し、2013年にはチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)の決勝にも出場したが、2015年に就任したトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督とそりが合わず、下部組織から過ごしたクラブを退団しなければならなかった。

 その後、トルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)へ移籍したものの、移籍に関する書類の提出で不備があり、結局トルコではまったく試合に出場できなかった。

 そして、イスタンブール(Istanbul)での不毛な半年間を経て、2016年1月にシュツットガルトへ加入したが、最終的には深夜に繁華街で事件を起こし、クラブを解雇された。

 ダルムシュタットは現在、残留圏内と勝ち点14差の最下位に沈んでいる。(c)AFP