■東京五輪は「テレビで」

 2009年の韓国オープン(Hansol Korea Open 2009)で、オープン化以降ではビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)氏に次いでWTAツアー史上2番目の年長優勝を果たした伊達は、具体的な引退時期の明言は避けた。

 復帰戦には主催者推薦で出場する伊達は「何歳までプレーを続けるかは本当に決めていない。自分が満足して、もういいかなと思う瞬間を待っている」とした上で、「その時はまだ訪れていないので、とにかく納得できるまでやりたい」と現役続行の意思を強調した。

 また、50歳になる1か月前に現役を引退したマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏が憧れの存在だったという伊達だが、2020年東京五輪に出場する可能性については「100パーセントない。家でテレビで見る」ときっぱり否定している。

「毎日どこかが痛かったり、回復していなかったりする。やり過ぎないように気を付けている。自分を抑えて、気持ちをコントロールしなくてはいけない」

 最近では、自身が都内で経営するベーカリーに顔を出すこともある伊達だが、得意とする展開力の速さやライジングショットは健在で、この日も厳しいショットを打ち込むと練習相手も首を横に振っていた。

「選手はフィジカルが強くなったが、それに対抗する武器があるからこそ、私の年齢でもこの世界でまだ少しできるのかなと思う」(c)AFP/Alastair HIMMER