■「どうかしている」「不可解だ」

 前日に自宅でテレビ観戦をしていた視聴者から、パットの際にマークの位置をほんの少し動かすミスを犯したという指摘があり、トンプソンがメジャーの勝利を逃したことについて、トーマスは驚いたと話すとともに、不正を行ったと考えるのは「ばかげている」と主張した。

「ラウンドの決着がついてからこんなことが起きるなんて、どうかしている。大会とは何の関係もない人間が、1日経過してから判定に影響を及ぼせるなんて。そんなことが可能で彼女のメジャー優勝がなくなるのは、自分にとっては不可解だ」

「フラストレーションを覚えるし、こんなことは避けなければならない。とにかく改革すべきだ。どうやって連絡を遮断すれば良いか分からないけど、どうにかする必要がある」

 ファウラーはさらに、米プロバスケットボール(NBA)と米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)で導入されているような正式なビデオ判定なら問題はないとして、「ビデオやカメラで常に正式な監視が行われているのであれば、それは受け入れる。オフィシャルな判定であれば、何の問題もない。他のスポーツを見てみると、ビデオブースの係員に確認している」と話した。

 しかし、その意見に対してウォーカーは、選手全員が平等にカメラの監視を受けられるわけではないとして、「たくさんのカメラがあるなら、電話であのような指摘をしてくるべきじゃない。一部の選手は、たくさんのカメラに囲まれていて不公平だと思う。それは本当に、不当な仕打ちを受けているようなものだ」と語った。