【6月20日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米オープン選手権(2016 US Open Championship)は19日、ペンシルベニア(Pennsylvania)州オークモント(Oakmont)のオークモントCC(Oakmont Country Club)で最終日が行われ、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が通算4アンダーでメジャー初制覇を果たした。

 2015年大会では最終18番で3パットをたたき、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)に1打差で優勝を逃したジョンソンだったが、今大会では最終18番をバーディーで締めくくり、念願のメジャー初制覇を果たした。

 ジョンソンの優勝により、男子ゴルフのメジャーは2015年の全米プロゴルフ選手権(2015 PGA Championship)を制したジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)、今年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2016)王者のダニー・ウィレット(Danny Willett、イングランド)に続き、3大会連続で王者がメジャー初制覇を果たしたことになる。

 世界ランク6位のジョンソンは、前半9ホールで2バーディーを記録し、スコアが伸び悩んだ3日目首位のシェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)をかわしてリードを奪うと、後半はローリーが3ボギーをたたき、優勝争いから脱落した。

 最終18番をバーディーで締めくくったジョンソンは、ホールアウト後にパーセーブした5番ホールのグリーンでボールが動いたとして1打罰を受け、タイトル獲得に向け雲行きが怪しくなったが、それでも逃げ切るには十分な3打のリードを保っていた。

 31歳のジョンソンと3打差の通算1アンダー2位タイには、元王者のジム・フューリック(Jim Furyk、米国)をはじめ、スコット・ピアシー(Scott Piercy、米国)、そして最終ラウンドで大きくスコアを崩したローリーが入った。

 セルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)とブランデン・グレース(Branden Grace、南アフリカ)は、アンダーパーを逃したものの、通算イーブンパーで5位タイに終わった。(c)AFP