【3月21日 AFP】アイルランドサッカー協会(FAI)は20日、同国1部リーグのデリー・シティ(Derry City)に所属するライアン・マクブライド(Ryan McBride)選手が27歳の若さで急死したことを受けて、哀悼の意を表した。

 アイランド代表のジェームス・マクリーン(James McClean)の親友でもあるマクブライド選手は、19日に自宅で亡くなっていたと報じられた。詳しい死因については明らかにされていない。

 FAIのジョン・デラニー(John Delaney)会長は声明で、「アイルランドサッカー界は、ライアン・マクブライドが亡くなったニュースに衝撃を受けており、真の偉大な選手を失ったことを悼んでいる」と述べた。

 24日に行われるアイルランド対ウェールズの2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選では、試合前にマクブライド選手への哀悼の意がささげられることになっている。

 また、デリーが臨む予定だったリムリックFC(Limerick FC)とゴールウェー・ユナイテッド(Galway United)とのリーグ戦が延期となったほか、21日に予定されていたリーグ・オブ・アイルランドカップ(League of Ireland Cup)1回戦の全試合が見送られることになった。

 2011年に地元チームのデリーでデビューし、同クラブでリーグ戦100試合以上出場したマクブライド選手の死に対し、アイルランド代表のマーティン・オニール(Martin O'Neill)監督は、記者会見の席で「悲劇的な出来事」だったと述べると、「個人的にはライアンのことは知らない。ジェームス・マクリーンは彼の親しい友人で、打ちのめされている」と明かした。

 デリーは公式フェイスブック(Facebook)に声明を発表し、「デリー・シティFCは、われわれの主将であるライアン・マクブライドの早すぎる突然の死に深く悲しんでいます。ライアン・マクブライドはデリー・シティFCの偉大な選手の一人として、われわれ全員の胸と心の中に、将来長きにわたって刻まれていくことでしょう」と述べた。(c)AFP