【3月19日 AFP】ボクシング、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは18日、米ニューヨーク(New York)のマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で行われ、挑戦者のシーサケット・ソールンビサイ(Srisaket Sor Rungvisai、タイ)が判定の末に2-0(114-112、114-112、113-113)で王者ローマン・ゴンサレス(Roman Gonzalez、ニカラグア)を下し、王座を獲得した。

 元ムエタイの選手だったシーサケットはゴンサレスに初めて土をつけ、戦績を42勝(38KO)4敗1分けとした。

 ゴンサレスはパウンド・フォー・パウンド最強の一人として本命視されていたが、右目の上を数か所切ると試合中はそこから止めどなく流血し、視界を遮られた。最終回にシーサケットはラウンドを通して逃げたり、クリンチをしたりして観客からのブーイングを浴びた。

 戦績を46勝1敗としたゴンサレスは、判定の結果が発表されるとすぐさまリングを後にした。

 パンチ数でシーサケットの284本を上回る411本を記録しながらも黒星を喫したゴンサレスは、昨年9月にカルロス・クアドラス(Carlos Cuadras、メキシコ)を退け、4階級制覇を遂げていた。(c)AFP