【3月18日 AFP】第4回ワールド・ベースボール・クラシック(2017 World Baseball Classic、WBC)は17日、米サンディエゴ(San Diego)で2次ラウンド・プールFの試合が行われ、プエルトリコが6-5で米国に勝利し、決勝ラウンド進出を決めた。

 前回大会準優勝のプエルトリコは、ハビアー・バエズ(Javier Baez)が3盗塁1得点を記録した。バエズは昨季、所属する米大リーグ(MLB)のシカゴ・カブス(Chicago Cubs)でもワールドシリーズ制覇を経験しており、現在の状況にとても満足していると語っている。

 バエズは「チームはカブスとほとんど同じだ。僕らは楽しみながら、ここで一緒にいる。カブスも好きだし、このチームも好きだ」とコメントした。

 プエルトリコは6安打を放つなど、初回に一挙4得点を奪って試合の主導権を握ると、6回には米国の三塁手ノーラン・アレナド(Nolan Arenado)の悪送球で2点を追加し、チームは今大会開幕から5連勝を飾った。

 プエルトリコが6-3とリードして迎えた9回、第2ラウンドでそれまで9イニング連続無失点を記録していたリリーフ陣が米国の反撃を受け、2失点を喫した。バエズは「僕らは油断してしまったんだ。この舞台では油断してはだめなんだ。ここにいるのはすべて良いチームなのだから」と語っている。

 プエルトリコは18日の最終戦で、敗退が確定したベネズエラと対戦する。

 一方、米国は1勝1敗同士のドミニカ共和国と決勝ラウンド進出をかけて対戦する。米国はダニー・ダフィ(Danny Duffy)、ドミニカ共和国はアービン・サンタナ(Ervin Santana)が先発登板を予定している。(c)AFP