【3月17日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)は16日、決勝トーナメント2回戦第2戦が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)が決勝点を挙げて1-0でFCロストフ(FC Rostov)を下し、準々決勝進出を決めた。

 活気に欠けた試合の後半25分にマタが得点を決めたユナイテッドは、2戦合計スコアを2-1とし、前身大会UEFAカップ(UEFA Cup)での1984-85シーズン以来となる8強入りを決めた。

 しかしながらユナイテッドは勝利の裏で、季節外れの寒さとなったオールド・トラフォード(Old Trafford)での後半序盤にハムストリングスを負傷したとみられるポール・ポグバ(Paul Pogba)が交代となる代償を払うことになった。

 ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、ポグバのけがの原因は「疲労」であるとした上で、直接言及をしなかったものの過密日程という「敵」を非難した。

 指揮官はBTスポーツ(BT Sport)に対して「通常であれば敵はロストフとなるべきだが、われわれには多くの敵がいる。月曜日(13日のチェルシー〈Chelsea〉戦)を10人で戦うのは難しい。今戦うのは難しい。日曜日(19日のミドルスブラ〈Middlesbrough FC〉戦)の昼12時に戦うのは難しい。われわれにはたくさんの敵がいるんだ」とコメントした。

 これまでヨーロッパリーグ制覇の経験がないユナイテッドの8強での相手は、17日にスイス・ニヨン(Nyon)で行われる抽選会で決定する。

 シャルケ04(Schalke04)は、次戦でユナイテッドの強敵になるとみられている。シャルケはこの日敵地でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)と2-2で引き分け、2戦合計3-3としてアウェーゴール差で勝ち抜けを決めた。

 またオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)も敵地で1-2とASローマ(AS Roma)に屈したが、2戦合計5-4で8強入りを決めている。

 KRCヘンク(KRC Genk)は同じベルギーのKAAヘント(KAA Gent)とホームで1-1と引き分け、2戦合計6-3で順当に勝ち上がった。

 その他、セルタ(Celta de Vigo)、RSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)、アヤックス(Ajax)、ベシクタシュ(Besiktas)がそれぞれ準々決勝に駒を進めている。(c)AFP/Tom Williams