【3月13日 AFP】16-17スペイン1部リーグは12日、第27節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)に1-2で敗れた。試合後にルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、大逆転劇を演じた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との第2戦の影響があったことを認めている。

 PSGとの第1戦に0-4で敗れていたバルセロナは、8日の第2戦で6-1で勝利してビハインドをひっくり返し、チャンピオンズリーグの歴史に名を刻んだ。

 PSGとの第2戦から5人を入れ替えたエンリケ監督は、「間違いなく難しい試合だった。今週の出来事(PSGとの第2戦)を経験したものだけがその難しさの意味を理解できるのだろうが、プロならばこういった状況に対応する方法を知っておかねばならない」とコメントしている。

 デポルティボのホセル(Joselu)に先制点を許したバルセロナは、後半開始早々にルイス・スアレス(Luis Suarez)のゴールで同点としたが、後半アレックス・ベルガンティニョス(Alex Bergantinos)に決勝点を決められた。デポルティボはバルセロナから2008年以来となる白星を挙げている。

 同日の試合でレアル・マドリード(Real Madrid)はレアル・ベティス(Real Betis)に2-1で競り勝っており、バルセロナはレアルに首位の座を奪い返された。レアルはバルセロナより消化試合が一つ少ないながらも、勝ち点2差をつけた。

 エンリケ監督は、「簡単な試合にならないことは分かっていた。タイトルに向けてまだライバルたちとの試合が残っていると考えるようにしなくてはならない。トロフィーを手にするためにはシーズン終盤の頑張りが必要になる」と語っている。

 なお、PSGとの第2戦で2得点を挙げたネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は、外転筋の負傷でデポルティボ戦を欠場している。(c)AFP