【3月6日 AFP】ファッションの都として知られるフランス・パリ(Paris)に、初の恒久的ファッションミュージアムがついに誕生する。ガリエラ美術館(The Palais Galliera)は過去4年間、有名デザイナーの展覧会を開催してきたが、このたび恒久的なミュージアムになるとアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)パリ市長が明かした。

 新しいギャラリーは、柱廊のある19世紀の建築の下に「シャネル(CHANEL)」のサポートのもと、600万ドル(約6億7800万円)をかけて建設されるという。同ミュージアムは「ココ」の相性で知られる創始者、ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)の名を冠し、2019年のオープン予定。18世紀の衣装から現在のランウェイにいたるまで、ファッションの歴史を展示することになる。

「この特別な空間をオープンし、パリがファッションの本拠地であると再び証明できることを誇りに思う」とイダルゴ市長は語る。同ミュージアムは美術館「パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo modern art museum)」の向かい側、パリコレクションの期間に多数のショーが開催されるセーヌ川右岸の高級エリアに位置する。(c)AFP